麦茶好きの雑記

カナヘビのバスキングスポットの作り方

2025-08-30

バスキング中のカナヘビ

カナヘビを元気に育てるために欠かせないのが「バスキングスポット」です。バスキングとは、体を温めるために日光浴や人工ライトの下でじっとする行動のこと。爬虫類にとって体温調節は生命維持に直結するため、バスキング環境を整えることは飼育において最優先事項のひとつです。

バスキングスポットが必要な理由

カナヘビは変温動物なので、自分で体温を作り出すことができません。そのため、外部の熱を利用して体温を上げ、消化や活動を支えています。バスキングスポットがないと、食欲不振や消化不良につながり、体調を崩してしまいます。

必要な機材

バスキングスポットを作るには、以下の機材を用意する必要があります。

  • バスキングライト:局所的に高温を作るライト。25〜35℃前後を目安に。50ワットだと高温になりすぎるので25ワットのものがおすすめ。
  • 紫外線ライト(UVBライト):カルシウム吸収に必須。バスキングエリアに併設。マイクロUV LEDがおすすめ。
  • 温度計:スポット直下とケージ全体の温度を管理するために設置。
  • 台やレンガ:ライトに近づける足場。安定していて掃除がしやすいものが良い。

作り方の手順

  1. ケージ内にバスキング用の足場を設置する
    赤レンガや流木など、安定して登れるものを置きます。高さを調整し、ライトの距離が適切になるようにします。

  2. バスキングライトを設置する
    ケージの外側から照射するか、ソケットで固定してライトが落ちないように設置します。スポット直下の温度が30℃前後になるよう調整します。自分は20ワットのライトで20cmくらいの距離で照射しています。

  3. 紫外線ライトを組み合わせる
    バスキングと同じ場所でUVBを浴びられるように、ライトの配置を工夫します。

  4. 温度を確認して調整
    温度計を置き、スポット直下とケージの反対側で温度差ができるようにします。これにより、カナヘビ自身が体温を調整できる「ホットゾーン」と「クールゾーン」を作ることができます。

バスキングスポットの工夫ポイント

  • 赤レンガは熱を保持するので人気。清掃もしやすい。何より安い。
  • 流木や岩を使うと自然な見た目になる。
  • ケージの広さに合わせて、必ず「避けられる場所」も確保する。
  • バスキングスポットと離れた場所に観葉植物や人工植物などを設置する。
  • 40℃を超えるとケージ内が温まりすぎてしまうこともあるので、35℃を上限目安にホットゾーンを作る。
  • ライトがあたらないクールゾーンは30℃未満になるようにケージ内の配置を考える。

バスキングができない環境でカナヘビはどれくらい生きられるか

日光浴ができない環境でカナヘビは生きられません。個体差はありますが、3ヶ月も持たずに体調をくずして死んでしまうでしょう。小さい個体だと生命力がないので1ヶ月も持たないかもしれません。

人間は恒温動物なので体温管理を食事によって体内で行いますが、爬虫類は変温動物なので食事だけでは体温の維持管理ができないのです。

また、餌を消化して体作りをするにも太陽の紫外線(UVB)が必要です。紫外線を浴びないと体に様々な障害が発生し、末期にはクル病というほぼ回復不能の病気になってしまいます。室内飼育をするにはバスキングライトと紫外線ライトは必須アイテムと考えておくと良いでしょう。

バスキング中のカナヘビはかわいい!

目を閉じているカナヘビ

じっとライトの下で日光浴をするカナヘビはとても可愛い!体温調整中には目を瞑って、に〜んとした表情を見せてくれることもあります。まるでお風呂につかっている人間のような感覚なのかもしれませんね。

まとめ

カナヘビにとってバスキングスポットは「ご飯を食べる」「動き回る」ためのエネルギー源となる大切な場所です。ライトや足場を工夫して、安全で温度管理のしやすい環境を作ることが元気に長生きさせるための第一歩になります。