麦茶好きの雑記

カナヘビの飼育をはじめました

2024-11-18

かなへび

カナヘビの飼育をはじめました。
めちゃくちゃかわいい。

今年の9月に幼体を捕まえて飼育する決心をしたのは良いものの、飼育方法は全然知見がない状態でした。

爬虫類専門店の店員さんに質問したりインターネットの動画等でリサーチをして室内飼育の環境を整えました。

飼育セット

購入したもの

  • ケージ 60✕30✕45
  • バスキングライト
  • 紫外線ライト
  • 温度計
  • ヒーティングトップ M
  • レプタイルヒート M
  • サーモスタット
  • カルシウム+ビタミンD3 粉末カルシウム
  • 人工水草
  • ウェットシェルター
  • デザートソイル
  • 赤レンガ ✕ 3
  • 流木
  • 小皿(水やり用)

総額30,000円以上の出費です。高い!

ケージ

4匹を多頭飼育するので小さなケージではなく60cmのものに。

多少お値段は高かったけど以下のケージを購入しました。

パンテオン

プラスチックのケージだとライトの設置位置によっては、溶けてしまうことがあります。 火災リスクもあるのでご注意を。

長期で飼育するならガラスケースが推奨です

紫外線ライト

カナヘビ飼育の必須アイテム。

カナヘビは日光浴で消化促進や体作りをします。

毎日外で日光浴をさせてあげられるなら良いけれど、メインが室内飼育の場合は太陽光に代わる紫外線ライトが必要です。

紫外線が不足すると体内で骨を生成する体作りの循環が機能しなくなります。 病気や脱皮不全を起こして徐々に衰弱していきます。

クル病は発症するとほぼ助からないと聞きます。カナヘビ飼育に紫外線はマスト要件。

ゼンスイ社のマイクロUV LEDを照射距離10cm 〜 20cmくらいになるように設置しています。

カナヘビは紫外線を浴びないと1〜2ヶ月で死んでしまいます!

紫外線はガラス越しに照射してもカナヘビが必要なUVB波がほぼカットされてしまいます。 ライトの設置はケージ内か、ケージの蓋が金網状になっているものならケージの上から照射します。

バスキングライト

こちらも室内飼育するならあった方が良いアイテム。

カナヘビは変温動物なので人間のように自分で体温調整ができません。 体温が上がらないと餌の消化ができない、活動量が減って餌を食べないなど色々弊害が出てきます。

バスキングライトと紫外線ライトを同じに位置に照射して、カナヘビが人工日光浴をするためのホットスポットを作ってあげます。

ホットスポットはケージの端っこに位置させて35℃、反対側は27℃くらいになるように温度勾配をつけています。

温度計

ホットスポットとホットスポットの反対側に設置。 温度勾配が適切に作れているか確認しています。

ヒーター類

こちらも用途としてはバスキングライト同様温度管理のための機材です。

ケージの下に敷くタイプのものと、ケージの上に設置するタイプのものがあります。 これから冬に入るので両方購入しました。

カナヘビは15℃を下回る寒い環境では冬眠してしまいます。 冬眠越冬は難度が高いため、我が家では冬眠させない方針。

ケージ内の最低温度が20℃を下回らないように上下からヒーターで温めてあげています。

サーモスタット

ヒーター類でケージが温まりすぎないようにサーモスタットを通して電源に接続します。

設定した温度の閾値を超えると自動でヒーターをOFFにしてくれて便利。

赤レンガ・流木

ホットスポット下に置いています。

カナヘビが日光浴をするときに自分で温度調整できるように、高さをつけてあげます。 赤レンガを複数設置して流木を立てかけるようにしています。

流木の先端がライトの最短照射距離で10cm程度。最高温度は35℃くらいです。 ここが一番の人気スポット。たまに2匹重なって体を温めていてかわいい。

レンガは複数購入して三段階段になるように設置。 ライトからの距離を10cm、15cm、20cmに高さ調節しています。

人工水草・シェルター

ホットスポットとは逆側に置いています。

体温めたらクールゾーンに移動できるように隠れ家を作ってあげました。

人工水草が大のお気に入りのようで、よく中に潜って隠れています。 寝る時は大体水草の中に潜ってる感じ。

シェルターはサイズが大きいのかほとんど中に入りません。

夏は外でバッタやクモを捕まえてました。

寒い季節は近所の爬虫類屋さんでヨーロッパイエコオロギのSサイズを購入しています。

100匹で660円

AmazonなどのオンラインECでも買えますが郵送料含めると店舗で買った方が安かったです。隔週サイクルで購入しています。

コオロギにはカルシウム+ビタミンD3の粉末をまぶして給餌。

まとめ

機材一式揃えるのはコスト面で負担になりますが、カナヘビ達の健康維持を考えて適切な環境を揃えてあげたいですね。

カナヘビはセンシティブな生き物です。 飼育環境を整えられない場合は、ひと夏の短期飼育にして秋前に捕まえた場所に逃がしてあげることも検討した方が良いと思います。

この記事がこれからカナヘビ飼育をはじめようと考えている方の参考になれば幸いです。

良きカナヘビライフを!